リーマン

 今日も今日とて昼の休憩時間にマクドナルドにてマックチキンブレンドコーヒーSの200円セットを食していると、前からやってきたスーツ姿の青年が自分の後ろの席に腰掛けるやいなや携帯で電話をし始めました。と、耳に入ってきたその話からするに、彼は明らかに就活真っ只中の学生さんなのでした。
 その話しっぷりから妙に考えてしまう事が多いのですが。でもってあらためて今更ながら気が付くのは「就活ってのはゲームなんだな」ということ。でもって、大半の人がそのゲームに勝ちたがっているということ。
 今のバイトをしていて何がびっくりするって、若いサラリーマン風の客の態度がデカさがちょっと異常なくらいなのです。店員にものを訊ねるにしろ、はっきり言って若いリーマンってのはこちらを人間と思ってないくらいの態度で接してくるのですね。もう、なんだろうってくらい。そりゃ就活で勝ち上がった人間からしてみれば、いい年こいてフリーターなんてやってる僕みたいなのは人間の価値すら無いのかもしれないけれども、でもちょっとあの「弱者は眼中に無い感」は薄ら寒いものを覚えます。負け犬の遠吠えは先刻承知ですが、うむむと考えてしまいます。