手ぶら礼讃

 バイトを始めて一月あまり、服装がワイシャツにネクタイ着用なので毎日スーツ姿で通勤しているってのを前にも書いた記憶があるけど、その手前上、毎日サラリーマンが提げてるような黒いバッグを僕も提げて通勤していたのです。でも、別にたいした資料が入っているわけでもないし、わざわざバッグを持って出勤する必要ないんじゃないかということに気が付き、今日はスーツに手ぶらで通勤しました。
 はっきりって僕はこの「手ぶら」ってやつが大好きなのです。その利点をいくつか挙げるとまず第一にくるのが「持っていなければ失くす心配もない」。近年物忘れがめっぽう増えた身としてこれが結構大事。精神的にも。あと「手が疲れない」「寒い日に両手ともポケットに入れられる」など身体的利点も大いにあります。他にも「単にブラブラ感が良い」「フリーな優越感がある(特にスーツだと)」といった多少利点としては人を選ぶようなものも考えられますが、とにかく僕は手ぶら礼讃なのです。