騒音ばばあ

今日の晩のテレビを見ていたら、大音量で音楽をかけるピンポンをやたらに押す大声でわめく等々で近隣の住民に多大な精神的危害を加えたとされているおばちゃんの公判があるやらなんやら、詳しいことは酔っ払っててよく分からんのだけど…、とにかくそんなのが実際の映像ありのガンガンに報じられていて、で、それ見てて一番強く思ったのは、はぁ〜この人うまいこと晒し者にされてんなあ、ということ。
うわぁ〜、こんな人近所にいたらイヤだな〜、早いこと実刑判決出て、懲役100年くらい出て世の中から消え去ってくれんかな〜、なんて思わせたいムードぷんぷんで、つまりあの人が徹底的に加害者=社会のゴミ扱いされてるんですよね。でつまり加害者≠私って意識が徹底しているんだよね。
香山リカ『<私>の愛国心』より、1988年に連続幼女殺害事件で逮捕された宮崎青年について、「実際、私は“精神科医として”ではなくて、自分と同じような世代で、アニメやマンガなど、自分と代わりない志向性を持つ若者が犯人だったということに、強い衝撃を受けた。」とあります。加害者も自分と同じひと。騒音ばばあも自分と同じひと。R&Bの音楽に合わせて布団をたたくビート感覚なんてまた。ほんとあの笑顔ったら素晴らしいものでしたよ。「自分はこの人が理解できない」っていうある種の選民的な意識はその人の世の中を小さくする元凶なのです。1988年。あれも80sかぁ。

でも、実際にウチの近所にこんな人いたら殺したくなるほどイヤなんだろうけどね・・・いっつも長くなりすぎて文章のタイミング的に書きたいこと書けない。