追悼

さいころ、といってもなんとなく物心が付き始めて、世界と自分との距離に無意識の意識が芽生え始めたような小学生くらい時に理由は分からないけどなぜか好きで、でもいつのまにか忘れてしまって、で、いい年こいた大人になってからふとしたきっかけでまた出会って「再評価」なんて堅い言葉ではないけどそのものの新しい魅力に心を惹かれることってままあるものです。僕にとっては「絵本」ないしは「童話」がそれで、そんなことで去年は大海赫の復刊された童話を色々買ったりしてたんだけど、最近になって長新太という小学生以来僕の中では絵本作家であった人の漫画作品が無性に気になり始めていて、そのうち買って読も、と思っていた矢先の訃報。世界を直視しながらヒネくれ続けること。追悼。