ビースティー・ボーイズがサンプリング元のアーティストともめてた裁判で結局勝訴したそうで。http://www.barks.jp/news/?id=1000008913
サンプリングと著作権の問題はまあ色々とあるんだろうけど、法的にだけでなくて今の音楽の状況そのものをめぐる問題として、日本だと増田聡さんがこっち周辺の研究に先駆的なのかしら、ちょっと前にPE’Zが『大地讃頌』の作曲者の佐藤眞ともめて結局CDを発禁にしたけど、これは「著作権」ではなくて「著作者人格権」に含まれる「同一性保持権」の侵害と見なされた場合であって、ってこの辺のことはとにかくじゃんじゃん「問題」として出てくるだろうし、議論が進められなければならないことなんだろうねぇ。
そういや僕もかつて所属していた団体のコンサートの音源をサンプリングして曲のようなものを作ってネット上に公開していた、というか今も公開してるけど、ああいうのもどうなんだろうねえ、って、あの音源に関していえば「著作者」って誰なのかしら? 僕が使った音源はARAがCDにしたものだし。
「私が演奏できる楽器はステレオの再生ボタンです。」ずいぶん前から言われているけれど、まだ一般的にはよく分かっとらんこと。
あ、いちおう紹介しとこ。
- 作者: 増田聡,谷口文和
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2005/02
- メディア: 単行本
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