コスプレバンド

サイコ・ル・シェイムのボーカルが逮捕されたらしい。
しかし「コスプレバンド」か……

「ビジュアル系」が自分たちを正当化してそのように演じ始めたのはいつからなんだろう? フールズメイトって雑誌があるけど、今のように完全にビジュアル系寄りになる前はれっきとしたアンダーグラウンド雑誌だった、と大槻ケンヂの小説に書いてあったけど。そのキテレツさというか「ほとんどビョーキ」なおふざけが、無自覚の内にいつの間にか本人たちにとって本気(マジ)なものになった時点で、それはもう魅力的でなくなってしまう、というよりはごく一部の間の馴れ合いになってしまうようで。80年代か…

で、サイコ・ル・シャイムを初めて雑誌で見た時、「なんだこれは!?」というビックリ感を正直僕は感じました。ビジュアル系もここまで来たか、というよりも、ついにビジュアル系の枠を突き抜ける程のキテレツなバンドが出てきたな、と。偉そうだけど。そしたら「コスプレバンド」って新しい括りができて……
でも、ボーカルが捕まった原因が覚醒剤とは、納得出来るようなでもなんか変だけど意外。彼がやりたかった(憧れていた)音楽は実は「ロック」だったんじゃないか、と、不思議な妄想をしてみるのも一興の夜なべ。